浪費が原因の離婚

 

 

浪費が原因の離婚について

浪費そのものが離婚の原因になることは十分に考えられます。

 

例えば、夫がギャンブルで大きな借金を作ってしまい、いつのまにかその額が大きくなっていたという場合や、妻が収入に見合わないアクセサリーや洋服を買い込み、家計を圧迫させているという場合は、家計を困窮させることになります。

 

つまり、円滑な夫婦生活の維持が困難であると考えられるので、離婚の原因となるわけです。

 

浪費そのものが駄目と民法で規定されているというわけではありませんが、回復の見込みがないのであれば、婚姻を継続し難い理由となるので、法定離婚原因として認められております。

 

お小遣いの範囲内で自分の趣味に関するものを購入したりしているのであれば、全く問題はありません。

 

それで家計を圧迫していないのであれば、それは個人の自由となります。

 

しかし、生活が困難なほど経済的な危機に陥ったという場合は、法定離婚原因に該当するというわけです。

 

ただし、この浪費を病気として解釈し、人格障害の症状として認められるというケースは実際にあります。

 

とは言え、それほどの人格障害が出ているのであれば、日常生活に異変が引き起こされているでしょうし、もっと困難な状況になっているはずです。

 

浪費を回復の見込みがない精神病の一環として考えることはできるのですが、多くの場合は自分の欲望を抑えられないことでの浪費ですので、精神病であるとは考えにくいでしょう。

 

夫婦のどちらかに浪費癖があるという場合、いきなり離婚を申し立てるのではなく、まずはお互いにゆっくりと話し合う必要があります。

 

「自分が稼いでいるお金なんだから、好きに使ってもいいじゃん」と思う方がいらっしゃるかもしれませんが、民法752条で、夫婦には協力と扶助の義務があります。

 

つまり、夫がいくら自分で稼いでいるお金であったとしても、生活が苦しくなるまでお金を使ってはいけないのです。

 

将来の夫婦のことを考えて、貯蓄をしなければならないという考えが一般的であると言えます。

 

浪費癖を治すというのは大変で、そのような方は自分の意志が弱い場合が多く、性格と同じように中々直る見込みがないのです。

 

しかし、それでも結婚をしたのであれば、お互いの未来についてきちんと考えなければならないので、改善できるように努力しなければなりません。

 

独り者であれば何も問題はないのですが、結婚した以上、自分だけではなく相手の幸せも考える必要があるのです。

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