うつ病が原因の離婚

 

 

うつ病が原因の離婚について

インターネットなどで、「うつ病が原因で離婚はできるの?」と質問をされる方がいらっしゃいますが、これだけでは難しいと言えます。

 

日本の法律で、離婚をするための条件として、「回復の見込みがない強度の精神病にかかった場合」というものがありますが、これが原因で離婚を認められるのは、相手の看病を長期的に渡って続けたり、離婚後の生活の目途がある程度たっているということです。

 

その点、うつ病は完治する可能性があり、うつ病になった本人には何ら帰責性がないということで、これだけが原因での離婚は難しいと言えるでしょう。

 

しかし、うつ病にかかった本人に療養の意志が全くなかったり、生活費などの問題で婚姻を継続するのが難しいと判断された場合は、離婚できる可能性があります。

 

うつ病だけでは離婚の原因にはなりませんが、「婚姻を継続しがたい重大な理由」がある場合は離婚が認められるのです。

 

さて、うつ病の治療には時間がかかり、直ぐには治らないという特徴があります。

 

うつ病になった段階で直ぐに対処をすれば、早期改善は十分に可能となっておりますが、時間が経てば経つほど治りづらくなってしまうのです。

 

他方がうつ病になると、「何でそんな病気にかかるの?」と相手を罵倒したくなるかもしれませんが、当人は不安や哀しみでいっぱいの気持ちになり、何事にもやる気が起こらなくなってしまいます。

 

それに、症状が進行すると自殺願望を抱くという方も、決して少なくはありません。

 

そのため、夫婦で協力して、地道にうつ病の治療を行っていく必要があります。

 

うつ病の治療の基本は、十分な休養と薬物療法です。心身ともに疲れを取り除くとともに、脳の疲れを癒さなければ、うつ病を改善することはできないのです。

 

とは言え、十分な睡眠をとって身体を休めたとしても、精神的に追い詰められる患者さんも少なくはないので、薬による治療で神経伝達のバランス崩れをコントロールしていきます。

 

一人での治療では上手く改善できないことが多いのがうつ病ですので、夫婦の協力が必要不可欠であるということは、お分かり頂けるのではないでしょうか。

 

どちらかがうつ病になり、直ぐに離婚を持ちかけるのではなく、まずは夫婦でゆっくりと話し合う時間を作ることが大切です。

 

仲たがいした夫婦が落ち着いて話すのは難しいかもしれませんが、きちんと解決をしていかなければうつ病を治すことはできないと思われます。

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